2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「感涙座談会」の「まるでこの世のものと思われないような」「浄福感」や、「招魂の御儀を拝して」の「魂の底に徹するやうな深い感激」の世界からは、日本軍の戦争がもたらした「血の海」のイメージが完全に抹消されている。まさにそれが「昇華」の意味であ…

Anita Witek

◇ カメラ・オーストリア94号に掲載された アニタ・ウィテックのインタビューについて。 彼女はウィーンとロンドンを拠点に活動するアーティストで、主にスライド・プロジェクションの作品を多数制作している。まずこのインタビューで話題にあがっているの…

◇ 朝日に載ってる広告の量が日に日に増えていく…。 新聞の規定によれば広告は紙面の50%を越えちゃいけないんじゃなかったっけ?

早朝から蒸し暑い。 ◇新聞から最近の朝日新聞国際面はほとんどヨーロッパの話題を載せない。 載るのはもっぱらスポーツ面のドイツワールドカップ。それ以外はなし。 日曜の朝刊に、国連の平和構築委員会が初会合を開いたという記事が載っていた。 まずアフリ…

次回の瀧口会、カイくんが担当のようだから、出てみようか。 行くのは初めてだけど、彼とも3月以来会ってないし、 夏にはNYに行ってしまうわけで、これがいい機会かも。 でも1日にあるらしく、表象文化論学会とかぶってしまっている。 表象は2日だけにしま…

データベース修正案を知人と打ち合わせ。 リアルベーシックを新たに購入したPCに組み込み、 LANをひいてネットワーク化。 大幅な変更点は見つからず、ほっとひといき。 仕事とはいえ、データベースを生で扱っていると アーカイヴ論とか社会学のデータベース…

4年ぶりに会った友人はほとんど変わっていなかった。 ルックスは人一倍いいくせに無口。いわゆるクールなやつ。 そうかとおもいきや、やることはやるってところは相変わらず。 大学出の友人の中では一番に結婚し、まずまず傍目からは順調な道のり。 高校の友…

松江泰治『JP-22』。 巻末に清水穣さんの松江論が載っている。 ◇ 現代を見つめていると、直近の過去ですら遠い存在に見えてくる。細かく見ていくと、差異が膨大な量出てくるからだ。それが50年、100年のスパンになると、すでに差異は天文学的数値になり、む…

’95

スタジオヴォイスの「シャッター&ラヴ」特集号を古本屋で購入。 直下型の大きな地震が祖母のいる大阪に近い場所で起こり、 まだ一度も乗ったことのない東京の地下鉄で発生した事件が報道され、 やがて僕は中学を卒業し、校則がほとんどないと噂の男子校へ、…

さて、今日はリュック・タイマンス。 WAKO WORKS OF ARTで開催中の個展を、 仕事切り上げて閉廊直前に行って来ました。 うちのギャラリーの米田くんも来ていてばったり出会う。 キャンバス後張りなんじゃないのか、と問われたけど、 タイマンスでそういう話…

ポワン・ディロニー最新号は、リチャード・プリンス。 5部ゲットです。欲しい人どーぞ。 そしてカメラ・オーストリア最新号。表紙のジョー・スペンスと、リー・フリードランダーを特集しています。その他にウィーンとロンドンで活動する写真家、アニタ・ウ…

マエカワさんと打ち合わせ。交渉成立ー。 9月頃の予定。ネタがわらわら出てきて、シリーズ化の様相も?最後の最後でカメラ・オーストリアの話題を出してしまって、 結局帰りの最終便を逃してしまわれ…非常に申し訳なく。 駅から戻ってきたマエカワさんと合…

ナンシーの『私に触れるな ノリ・メ・タンゲレ』読み途中…。 中村さん、がんばってるなぁ。 私に触れるな―ノリ・メ・タンゲレ (ポイエーシス叢書 (55))作者: ジャン=リュック・ナンシー,荻野厚志出版社/メーカー: 未来社発売日: 2006/04/01メディア: 単行本 …

動機・原因・起点・動因 行動・過程・動線・方法 現象・結果・終点・帰結まあ組み合わせはなんにせよ、 アートは中間項に問題がある。 最終的に目的が一致することは意外に多い。でもその方法論、やり方、塗り方、彫り方、撮り方、 それらが違えば、結論も自…

ミニ丸の編集会議に出席。 マツイさんによる「The Art of the Real」(1968)の展覧会カタログ分析の原稿を議論。(リミットオーバー)◇ 今日の独り言 それにしても、ミニマルにしてもMoMAにしても、 アメリカってマッチョだよなぁ。 「マッチョの哲学」と銘…

なんだろ、編集がときたまコント的。『カメラになった男ー写真家 中平卓馬』、 観念連合というか、換喩的というか、シニフィアンの転移というか。 中平さんの撮影行為と歩をあわせて、 編集もそのように横滑りしていく。 沖縄曼荼羅のイベントでの、ある出来…

ようやくカネコさんと連絡が取れたので、 そろそろ動き出しますか…(ナカバ業務連絡ギミ)。 ◇ はじめて『大航海』を買ってみる。 数年前に木田先生の連載をやっていると聞きつけ、 どこに載っているのか調べてみて見つけたのが、この雑誌でした。 図書館に…

サッカー、負けましたね。僕にはあまり関係ないことですが、近所で大騒ぎしている輩が急におとなしくなるのは、こちらも無駄に感傷的になって自己嫌悪してしまいます。 ◇ えー松江泰治の写真集をいただけることになりました。やりぃ。 ◇ 7月にシュタイデル…

Africa... Re-mingle? or Dis-mix?

1. アフリカに関して私の知るところは少ない。アフリカに繋がるといえば、つい数ヶ月前に親しい友人が青年海外協力隊としてザンビアに向かったこと、フランシス・ベイコンが1950年代をモロッコのタンジールで過ごしたこと、南アフリカ出身のマルレーネ・デュ…

今月下旬、僕の友人が結婚する。 これでここ一年間で友人筋では3人が結婚したことになる。 別に結婚に対して思うところはないのだが、 彼に限って、友人間で「置いていかれた」感が拭えないと 口を合わせるのはなぜだろう。どうも解せない。たぶん、彼の奥…

『銃後の戦果』

戦中期の写真雑誌を調べていて思ったのだが、大衆の写真は、これはピクトリアリズムかと思うほど演劇的で、言葉での説明をほとんど要しないものが多い。それに比べて皇族の写真は、なんと対照的なことか。一種のコンセプチュアリズムに近い。厳粛に、かつス…

またロバート・スミッソンについて発表することになりました。おおよそ彼のギャラリー作品、特に《Enantiomorphic Chambers(1965)》を軸にして、「container」というスミッソンがよく使う言葉を、ほかの「site/nonsite」などの概念と対比させて筋立てする、…

雨が降ると、ぼくの両手は水気をなくす。 それは逆に手が乾燥することで、 雨が降りそうだと気がつくほどになった。 不快さはそれ相応だが、 不便なのはビニールの袋をあけられなくなること。 そして、ATMのタッチパネルが反応しなくなること。 爪を使う方が…

名古屋路

芸術学関連学会連合と表象文化論学会のお知らせ届く。 どちらもでてみよう、か。 そういえば美学会東部大会、名古屋路で行きそびれた。 ◇ 名古屋といえば、愛知曼荼羅。 東松さんは、お元気そうだった。 風邪引いたというのは本当だろうか、とおもうくらいに…

ちょっと名古屋までトウマツさんに会いに行ってきます。 どうやらかなり体調悪いらしいけど、大丈夫だろうか。 日曜に帰る予定です。◇ 読書メモのつづき 内心での戦争反対と、外からの戦争強制とを、ほとんど完璧な二重操作として使いわけねばならなかったす…