鑑賞記録

番外編photographers' gallery講座「ビエンナーレの二つの顔」

この展覧会のカタログ内容に関しては別の場所で書くつもりなので、今回はサイト・スペシフィックを中心に考えてみたいと思う。

「人間と物質」

1970年の「人間と物質」展の発表をきく。 第10回東京ビエンナーレに題されたタイトルだが、問題の中心は「between」であり、プロセスであり、素材は多様だが大枠でコンセプチュアル・アートの展覧会だった。コンセプチュアルであることは、作家だけではなく…

ゴダールの『映画史』全編を通しで見る。

「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」展2

昨日の続き。ヴィオラ氏と中沢氏との対談から。中沢氏は作品の感想を「霊の視点で撮られている」と語った。恐山の映像もあったし、いたって素朴。ただそれ以上話が発展しないので不満を持つ。水の話をもっと聞きたかった。電子回路と水、そして表象との関連…

◇「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」 森美術館「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」オープニング。 ヴィオラのレクチャー後、「はつゆめ」(1981)のハイヴィジョン版を上映。 中沢新一氏とのディスカッション、質疑応答。 その後展示を見に行く。案の定、建畠さんにお会…

前回の続き。

展覧会の中で一つの目玉となっているのが、「サイバネティック・セレンディピティ」(以下CSと略記)展を含む60年代の芸術と技術の関係を、展覧会や出版物を軸に紹介したコーナー。会場配布資料として森岡祥倫氏のCS展についての論考がついてくるのは、ちょ…

post digigraphy

そういえば最近東京都写真美術館で「ポスト・デジグラフィ」展を見に行きました。仕事の後に行ったこともあってほんの1時間も見ることはできなかったのだけど、この展覧会の主旨は「ポスト」ではなくあくまで「デジグラフィ」であるという印象を受けました。…

ダグラス・ゴードン&フィリップ・パレーノ監督『ジダン 神に愛された男』を有楽町シネ・カノンにて鑑賞。レイトショーだったので客はまばらだった。 テレビのラスター面をアップで映し出す映像からオープニングへ。 緑色のドットはそれなりにきれいだった。…