目の前に浮遊する塵芥

飛蚊症、というものがある。最近自分がそれにかかって「いた」ことが判明。二つの原因があり、ひとつは生理的飛蚊症で胎児期から引き継がれるもので、生活には全く問題ない。ふたつめは硝子体剥離で、打撲や老化によって起こるものらしい。


前者か後者か判別できないけれど、後者の原因(打撲)は記憶がある。小学生のとき野球のまねごとをしていて、キャッチャー役の私の眼もとをバッターがカラーバットで思いっきりぶっ叩いた。家に帰ってしばらくするとみるみるうちに腫上がり、まるでお岩さんのようになった。
これか。これが原因なのか。
それ以外でも友人と喧嘩してアスファルトに顔面から激突したこともあったし、おかげで遺伝性の視力低下が外的要因で加速した、ような気がする。でも小学生から今まで飛蚊症で障害が起こったことはないし、眼を酷使したときぐらいしか見えないから、いい…のかな。