発表が近いため多少頭の中がスミッソンになりかけてますが、
結構この人写真についての発言も多い。
発表で使おうと思っている《Enantiomorphic Chambers》も
ある意味巨大なステレオスコープ。
いや、ステレオスコープを元にしているけど、効果は逆か。
彼のメモ書き「Art through the camera's eye」(1971年頃)も、
美術の文脈からとはいえ結構面白いこと考えていたりします。
“Infinite Camera”とはよく言ったものだ。



Enantiomorphic Chambers, 1965.



たぶん美術家は世界を構築することに興味があるんだろう。
それが観念的なものか具体的事物かにかかわらず。
だから想像力は彼らの糧だ。
ただ、写真には別の想像力が必要なのかもしれない。